鍼灸(はりきゅう)ノート 理論 No.9

血圧

血圧とは

 現在、血圧は健康のバロメーターとされています。それは血圧が高くなると脳血管障害や心疾患など様々な合併症を引き起こす原因となるからです。
 血圧の高い方の数値は動脈内圧が最も高い状態を反映しており、それは心臓が収縮している収縮期に生じます。低い方の数値は動脈内圧が最も低い状態を反映しており、それは心臓が再び収縮し始める直前の拡張期に生じます。ですから高い方を収縮期血圧、低い方を拡張期血圧と言います。

血圧の分類

分類 収縮期血圧
拡張期血圧
至的血圧 120未満 かつ 80未満
正常血圧 130未満 かつ 85未満
正常高値血圧 130~139 または 85~89
軽症高血圧 140~159 または 90~99
中等度高血圧 160~179 または 100~109
重症高血圧 180以上 または 110以上
収縮期高血圧 145以上 かつ 90未満

血圧を低く保つには

 血圧は血管や血液の状態だけではなく、計測する時間(起床時が一番高い)、体位、精神状態などによっても変動します。より正確な値を測定したい場合は、毎日同じ時間、同じ場所で、身体を起こし腕を水平に伸ばし、心が落ち着いている状態で計測して下さい。
 血圧を正常に保つには、普段の生活習慣が最も大切です。バランスの取れた食事、適度な運動と休養、そして心安らかであること。血圧が気になる方は自分に出来ることから徐々に始めてみましょう。

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