疾患と鍼灸(はりきゅう) No.6

花粉症と鍼灸(はりきゅう)

花粉症とは

 春の季節、花粉症でお困りの方を多く見かけます。ところで皆様は鍼灸(はりきゅう)治療が花粉症に有効だということをご存知ですか?鍼灸(はりきゅう)というと、肩こり、腰痛などによく効くのは知られていますが、花粉症などの体質改善にも効果を発揮するんです。
 花粉症はアレルギー疾患の一つ。アレルギーとは、通常身体に何の影響もないものに、免疫が過剰に反応してしまう疾患。花粉症の場合、花粉という異物を排除するために涙や鼻水、くしゃみなどの症状が続き、その影響で眼や鼻の粘膜に炎症が起こりかゆみや痛みが出てしまいます。

鍼灸(はりきゅう)の効果

 鍼灸(はりきゅう)治療は身体の機能のバランスを整える効果があります。過剰になった免疫機能を抑え、自然治癒力を高めて体質を改善し花粉に負けない身体を作ります。体質改善には、花粉の時期だけでなく、日頃から定期的に治療を受けることが必要です。「気持ちいい鍼灸治療」で、じっくり治していきましょう。

効果のあるツボ

花粉症に効果のある「迎香(げいこう)」というツボの図解迎香(げいこう)

迎香(げいこう)
場所:小鼻の横、鼻孔のすぐ外側。
効果:鼻詰まりの軽減。

花粉症に効果のある「承泣(しょうきゅう)」というツボの図解承泣(しょうきゅう)

承泣(しょうきゅう)
場所:瞳孔の真下。
効果:眼のかゆみと涙の軽減。