鍼灸(はりきゅう)ノート 理論 No.8

小児はり

小児はりとは

小児はりとは、約250年以上も前から関西地方を中心に行われている日本の伝統医療です。主に「鍉鍼(ていしん)」と言う皮膚に触れるだけの特殊な道具を使い治療を行います。
 お子さんは脳と身体、そして心が急激に発達していきます。その過程で様々なストレスに見舞われ、心身のバランスが崩れやすくなり、夜泣きや疳の虫、夜尿症など、お子さん特有の症状が現れます。
 小児はりは皮膚をなでるように刺激することで脳の発達を促し、心のストレスを解消して自律神経を整えることで、様々な症状を改善することが出来ます。

大人にも有効

 小児はりは主にお子さんの治療に使用しますが、大人の方にも十分効果が期待出来ます。肩こりや腰痛は勿論、自律神経の調整などにも効果的です。「鍼を刺されるのがどうしても怖い」「緊張して余計に身体が固くなってしまう」という方には、こちらの方がお勧めかもしれません。
 一概に鍼治療といっても色々な種類があります。当院では小児はりの他にもレーザー鍼という無痛で治療出来る機械も導入しております。より患者様に合う治療をご提供したいと考えておりますので、治療内容についてはお気軽にご相談下さい。

小児はり

小児はりの写真小児はり

 当院で使用する小児はりは、いぼいぼのついたローラー状のものと、ツボを刺激する棒状のものです。ローラーは、肌の上をコロコロ~っとするだけ。棒にはバネがついているので、柔らかい刺激でツボを押せます。どちらも痛みは一切なく、むしろ心地良いものです。お母さんに抱っこしたままで施術することが出来るのでお子さんも安心して治療を受けられます。

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