
鍼灸コンセプト
建替え工事中の診療に関しましては、コチラをご覧下さい。
工事全般をお願いしているのは「福島県中央住宅生活協同組合」通称「すまい生協」です。
すまい生協に初めて相談に伺ったのが1月後半。
そして色々あって、全体の見積りが出たのが3月の初め頃でした。
出して頂いた見積り額には何の文句もなく納得できたので、その額を元に住宅ローンの申込をすることなりました。
さて、一概に住宅ローンと言っても、我々自営業者にとっての住宅ローンは、サラリーマンや公務員の方々に比べて、超絶ハードルが高いのです。
何故なら金融機関から見た社会的信用度が著しく低いから。。。
おそらくフリーターより下だと思います。
私など毎日患者さんから「先生」なんて呼んで頂けて、治療院での立場は一応「院長」なんて偉そうな肩書になる訳ですけど、金融機関から見た社会的地位は底辺です↴
毎月の安定した給与所得がないというのは、それだけ社会人として信用がないってことなんですよね。
哀しいですが、それが現実です。
根拠となるデータとして、起業した人の70%が3年以内に廃業していると言われています。
5年では80%、さらに5年後には生き残った20%のうちの80%が廃業しているんだとか。
ようするに10年生存率4%ってことですね。
現実にそういうデータがあると、お金を貸す側としては、明日どうなるかわからない自営業者に、住宅ローンのような多額のお金を長期間返済するのは無理なんじゃない?って思われても仕方ないのかもしれません…。
そういった社会的信用度の低さが具体的にどう不利になるのか、いくつか例を挙げてみましょう。
まず、返済負担率に差をつけられる可能性があると言います。
返済負担率とは、年収に対する借入の返済額の占める割合のことで、各金融機関ごとに独自の基準で決定しているようです。
その具体的な数字は、フラット35以外は公表されていません。
とあるファイナンシャルプランナーの話では、サラリーマンの場合30~35%以下とされているものが、自営業者だと20~25%以下に設定されていることが多いんだとか。
例えば、年収500万円のサラリーマンの場合、返済負担率が35%以下と設定されていたとすると、年間で175万円まで、月々約15万円の返済額までローンを組むことが出来ます。
それに対して、所得500万円の自営業の場合、返済負担率が25%以下と設定されていたとすると、年間で125万円まで、月々約10万円の返済額までしかローンを組むことが出来ません。
月々5万円の差は、総借入額に相当な差が出ます。
金利にもよりますが、数百万から1千万近く違うかもしれません。
同じ収入があるにも関わらず、購入出来る物件にかなりの差が出てしまうということです。
ただし、これはあくまで仮定の話で、具体的な数字が公表されていない訳ですから、実際に差をつけれれているかはわかりません。
ただ、それだけ厳しい目で見られるということだけは確かなことなのでしょう。
それと、返済負担率については、他にも不利な要因があります。
自営業の場合、運営資金や設備資金など、事業性ローンを組んでいる場合が多いと思います。
経営上の投資なので、これは当たり前のことなのですが、実はこの事業性ローンも住宅ローンを組む際の返済負担率に影響を与えてしまうのです。
事業性だから個人の借金ではないと思っている方も多いかもしれませんが、個人事業主の場合、事業性ローンも個人名義でしか借り入れ出来ませんので、会社のために組んだローンもすべて個人の借金となります。
その返済額も含めて住宅ローンの返済負担率内に収めなくてはいけません。
勿論、事業性ローンだけでなく、車のローンも、キャッシングなどのローンもすべて含みます。
その上、上述したように返済負担率を低く設定されていたら、借入は相当厳しくなります。
私が今回の建替え計画をスタートさせた際、まず最初に今の治療院のローン完済を目標としたのはそのためです。
事業性ローンのために、住宅ローンが組みづらくなるということは、あまり知られていないようです。
自営業者はこの辺りを知っていないと、資金計画の最初で躓くので要注意ですよ!
で、話を戻しますが、
社会的信用の低さで不利になる事柄として、保証料が高くなるということも挙げられます。
銀行で住宅ローンを組む際、必ず提携保証会社の保証を受けることになります。
これにより、万一返済が滞ってしまっても、保証会社が立て替えてくれます。
あくまで立て替えです。
返済が無くなる訳ではなく、その分を保証会社に返済することになります。
でも、保証会社としては、少しでもそういうリスクを避けたい。
なので、信用の低い人に対して厳しい審査を行います。
基本的に住宅ローンは銀行ではなく保証会社が審査していると考えていいと思います。
そして、何とか審査を通っても、信用が低い場合は高い保証料の支払い条件が付けられるようです。
サラリーマンが0.2%のところを自営業者は0.3%にされたり。
借り入れ額によって違いますが、数十万円の差が出る場合もあります。
他にも色々あると思いますが、社会的信用の低い自営業者は、住宅ローンを組むのに厳しいハードルを越えないといけない現実があるということですね。
とほほ。。。
そしてさらに、自営業者には不利なことがあるのです。
それは…
また明日にでも書きましょう(^^)/
お楽しみに☆彡
楽しいかコレ?(苦笑)
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