鍼灸学会、研修会、講習会レポート No.1

2013.11,11

昨日は、全日本鍼灸学会東北支部の学術講習会に参加してきました。場所は母校の福島県立盲学校。久しぶりだったので、懐かしく感じました。

午前は学生発表。福島県には三校の鍼灸学校があり、毎年三校合同で研究発表をしています。私も学生時代発表しました。いい思い出です。

次は心和堂はりきゅう院院長の矢吹先生による鍼灸師の将来ビジョンについての講演。矢吹先生は元盲学校の教員で、私の恩師でもあります。私が卒業した年に学校を退職し、治療院を開業しました。その傍ら、専門学校でも教鞭を振るっています。臨床家と教員という立場から、鍼灸師の将来について、矢吹先生らしい独自のビジョンをお話しされていました。参加した学生たちには、良い刺激nなったと思います。

午後は、山形盲学校教員の本橋先生によるスポーツ臨床についての講演。本橋先生はご自身もパラリンピックなどに出場経験のある一流のアスリートで、その関係から現在多くのスポーツ選手のトレーナーもされているそうです。現場で実践されている先生のお話は、とても説得力があり、ためになりました。当院もたくさんのスポーツ選手が来院されるので、本橋先生のお話を参考にしていきたいと思います。

最後は、会津で開業されている渡邊先生による鍼灸の医学的根拠についての講義。科学的に実験・研究を行い、鍼灸がどうして効くのか?という疑問に答える根拠を示して下さいました。鍼灸は不思議な力で治す魔法みたいな治療ではありません。生理学的にちゃんと説明できる生体機序です。基本となるのは、体性ー自律神経反射の応用です。渡邊先生は、足への鍼刺激で腕の血流量が変化したことを科学的に確認したという実験結果を発表されました。これから科学技術がさらに発達すれば、未知であった部分もどんどん証明されていくと思います。研究家たちの活躍に期待したいです。

ということで、とても勉強になる一日でした。来週は郡山で講習会です。そちらも楽しみ。ガンガン勉強して、これからも皆さんに有益な情報を提供していきたいです☆

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