☝の続き…
中尊寺の本堂を出てすぐ目の前に見えるのが「不動堂」です☟
不動堂の本尊は、その名の通り不動明王です。
邪を破り、我々の過ちを正してくれる仏様。
邪だらけの現代…是非とも多くの過ちを正してほしいものです。
その不動堂の斜め前に見えるのが「峯薬師堂」☟
堂の向かって右傍に建つ石造の宝塔(ほうとう)は12世紀のもので、重要文化財に指定されているそうです。
800年の重みを感じますね。
そのすぐ隣にあるのが「大日堂」☟
本尊は金剛界大日如来(こんごうかいだいにちにょらい)。
さらにその隣には「旧鐘楼」があります☟
長い歳月にわたる打鐘により台座が窪み、今この鐘がつかれることは滅多にないそうです。
そして、その隣にあるのが「阿弥陀堂」☟
お堂の中には金ぴかの阿弥陀如来が見えました☝
その阿弥陀堂の向かい側、少し先の方に見えるのが、かの有名な「金色堂」です☟
建物自体が金ぴかというわけではないのですね(笑)
いや~、ここまでなかなかの道のりでした。
いよいよ金色堂の中へ入ります。
満を持して中に入ると…
まさに金ぴか!金色堂!☝(金色堂内は撮影禁止でしたので、この写真は中尊寺HPより拝借)
煌びやかで美しく輝いていましたが、ゴテゴテしい卑しさはなく、とても厳かな雰囲気が漂っておりました。
無言で見入ってしまう感じ…
中尊寺創建当初の姿を今に伝える唯一の建造物。
天治元年(1124)に上棟されたと言われていますので、ちょうど900年前ということですね。
900年も前にこの建造物を造る技術と芸術性の高さに驚愕します。
そしてその価値を理解し、今日まで保存し続けてきた奥州の民の文化レベルと道徳心に敬服するばかりです。
須弥壇の上にご本尊阿弥陀如来、向かって右に観音菩薩、左に勢至菩薩、左右に3体ずつ地蔵菩薩が並び、最前列には持国天と増長天が破邪の形相でこの仏界を守護しているそうです。
この仏像構成は金色堂独特のもので他に例を見ない貴重なものなんだとか。
そして、孔雀がデザインされた中央の須弥壇の中には、奥州藤原氏の初代清衡、向かって左の壇に二代基衡、右の壇に三代秀衡の御遺体と四代泰衡の首級が安置されています。
いわゆるミイラですね。
血筋の明らかな親子四代のミイラが現存するのは、世界でも類を見ないそうです。
建物も仏像も藤原4代のご遺体も、すべてがまさに国宝。
日本の宝です。
未来永劫護り、後世に伝え続けていかなければなりませんね。
さて、中尊寺巡りは金色堂がゴールではありません。
まだもう少し続きます。
が、今日は長くなったのでここまで。
また次回をお楽しみに♪
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