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「鍼灸ノート」疾患と鍼灸(はり・きゅう)No.1

肩こりと鍼灸(はり・きゅう)

肩こりとは

日本人は世界的にみて肩こりの多い民族だと言われています。

その理由は明確にはわかっていませんが、気候の変化の激しさやストレスを感じやすい体質など色々言われています。

肩こりの原因は主に血液循環の不足です。

それは気温の変化やストレスによる自律神経の乱れで起こります。

それと筋肉の疲労。

特に長時間同じ姿勢でいることが原因となる場合が多いです。

「何もしなくても肩がこる」と言う方がいますが、むしろ何もしないから肩がこるのかもしれません。

適度な運動を心掛けましょう。

鍼灸(はりきゅう)治療

鍼灸マッサージは、筋肉の緊張をほぐすと共に自律神経の調節を行うことで血行循環を改善し、肩こり緩和に非常に効果があります。

しかし、肩こりは日常生活の中で自然に蓄積した疲労から起こるもので、完全になくなるということは正直難しいと思われます。

治療を定期的に受けることや適度な運動など、自分に合った肩こり解消法を見つけていくことが重要だと思います。

効果のあるツボ
天柱(てんちゅう)

天柱場所:後頭部と首の境目で、真ん中の窪みから指二本分隣り。

効能:眼の疲れからくる肩こり、頭痛など。

肩井(けんせい)

肩井場所:首を前に倒した時えり首の所に飛び出る骨と肩先を結んだ線のほぼ中央。

効能:肩から首にかけてのこり感を軽減

曲池(きょくち)

曲池場所:掌を前にした姿勢で肘の外側。

効能:首や肩のつっぱり感を緩和。