どうやら来週初めにも首都圏や北海道の緊急事態宣言が解除されそうな気配になってきましたね。

もう待ちきれないという方も多いのでしょう。

本当によく耐えていらっしゃると、感服いたします。

政府は解除の条件として新規感染者数の目安を下回ることとしているので、連日その数値がどうなったかを声高に報道していますけど、実際に重要なのは新規感染者数より医療の逼迫具合だということを忘れないようにしてほしいなと思います。

そもそも、何が緊急事態かというと、新型コロナの感染者が爆発的に増加し、医療が逼迫して医療崩壊を起こす危険性があったということです。

医療崩壊を起こせば本来失われることのなかったはずの命を失うことになりかねませんから。

実際、先日お亡くなりになられた力士の方は、病院をたらい回しにされ早期にまともな医療を受けられなかったために命を落とされたと言っても過言ではないように感じています。

現時点で、医療の逼迫具合はだいぶ緩和されてきているようなので、しばらくは大丈夫かと思いますが、今のうちに更なる医療体制の拡充を図る必要があると思います。

都知事は解除後のロードマップ的なものを出して得意げにしていますけど、それより先に、東京都の医療体制をどう整えていくのかというロードマップを具体的に示してもらいたいものです。

医療の体制が変わらなければ、結局いつまでも安心して生活することは出来ませんので。

そして「気のゆるみ」という言葉を使って新規感染者が出ないよう注意を促していますが、それではまるで「病気になってしまった人が悪い」というような言い方で私は大変不愉快です。

誰だって病気になりたくてなるわけではありません。

一生懸命に気を付けていても、何故か感染してしまう方だっていると思います。

クルーズ船では検疫官ですら感染したのですから、完全に防ぐ方法などないのです。

もし、この週末に感染確認が増え解除されなくなった場合、新規感染者に対して「お前のせいで解除されなかった」とか「気がゆるんでいるからだ」と責める人間が現れるかもしれません。

場合によってはそれを恐れて本当は具合が悪いのに「検査を受けて陽性が出たら…」と心配し医療機関を受診しない人も増えてしまうかもしれません。

季節の変わり目で気候の変動も激しく、体調を崩しやすい時期なのに。

みんなが安心して医療を受けられる国でしょう?ここは。

世間で起こっている新型コロナに関連する差別や偏見、誹謗中傷は、すべて不安や恐怖を煽り続けるマスメディアの影響です。

報道する側も、相手がどう受け取るのかよく考えて情報を伝えてほしいと願うばかりです。