シリーズでお送りしてきた「新しい生活様式について考える」ですが、今回はその総まとめ。

新しい生活様式について考える「①身体的距離の確保」は6月15日の日記をご参照下さい。

新しい生活様式について考える「②マスク着用」は6月16日の日記をご参照下さい。

新しい生活様式について考える「③手洗い」は昨日の日記をご参照下さい。

このシリーズはこれで最後にしたいと思います。

むしろ、今日のが書きたくて何日もかけて前振りしてきたのですよ。

この間、患者さんから家族で水族館に行った話を聞きました。

緊急事態宣言が解除されて、自粛でストレスがたまっているであろう子供をどこかへ連れていってあげようということだったそうです。

水族館では当然マスク着用必須。

入館前には手の消毒をし、スタッフは全員フェイスシールドを着用してお出迎え。

そして色々な所で非接触型の体温計で体温を測られるので、いたるところでピッ!ピッ!ピ!という音がしていたそうです。

1番楽しみにしていたイルカショーは、座席を1つずつ空けて座るよう指示され、家族であっても一緒に座ることが出来ず子供と離れ離れで座り、声を出してはいけないと言われ、イルカがジャンプしても歓声を挙げることも出来ずに拍手するのみ。

イルカに餌をあげる触れ合いコーナーもなし。

そんな状態で客席が盛り上がりに欠けるせいか、ショーをするイルカもなんとなくテンション低く見えたそうです。

家に帰ってから子供に感想を聞くと「仮面の人がたくさんいた」と「ピッピッされた」だけだったそうです。

イルカや魚の思い出は一つもなし。

これが今の日本のアミューズメントかと思うと涙が出ます。。。

まぁ、消毒とか仮面(フェイスシールド)、ピッピッ(体温計)は置いといて、とりあえずイルカショーにスポットを当てて考えてみましょう。

大前提として、イルカショーを行う場所は当然屋外です。

それだけで感染のリスクは低い。

その上でマスクも着用してますから飛沫感染の心配はないでしょう。

なのに席を空ける。

身体的距離の確保のために空けているんでしょうけど、マスクで飛沫がないのだから傍にいても離れていても同じです。

飲食店ならマスクを外す必要があるので距離を空ける措置も仕方ないかもしれませんが、マスク着用を義務付けているのであれば、距離を空ける対応は必要ないと思います。

ましてや家族同士で距離を空ける意味はまったくありません。

いつも傍にいるのですから。

子供が一人にされたら不安でショーを楽しめないと思うんですけどね。

あと声を出していけないのも、大声を出すと飛沫が出るからでしょうが、何度も書きますけどマスクしてるので飛沫は出ません。

マスクの隙間から細かい飛沫(エアロゾル)が出たとしても、屋外なので充満することなく大気に希釈します。

これがもし熱中症対策として「マスク着用なし」でイルカショーを観るのでしたら、席を離して(家族は一緒)、声は出さないというルールは仕方ないのかもしれません。

つまり、上記の例でわかる通り、新しい生活様式の基本の3つのうち「①身体的距離の確保」と「②マスク着用」は、どちらか片方で良いということです。

テレビ番組の出演者は基本的にマスクしてませんよね?

あれは一人一人距離を空けているからです。

マスクも距離も全部やろうとするからお客さんが楽しめないショーになってしまったんだと思います。

残念なことです。。。

でも、きっと、おそらく、そんなことは水族館側も承知の上なんだと思います。

わかっていても、こうせざるを得ない。

何故なら、今の世論がそれを望んでいるから。

いつもこの日記で書いていますが、新型コロナ発生以降マスメディアが過剰に恐怖を煽りたて、それを真に受ける多くの人々が不安を抱いて生活しています。

不安と恐怖は冷静な判断を鈍らせます。

もし、この水族館がマスク着用を義務付けていなかったり、身体的距離が確保されない状況だったり、消毒がなかったり、何か一つでも新しい生活様式にそぐわない対応をしていたとしたら、おそらく不安に駆られた人たちが批判と怒りの声を挙げることになるでしょう。

どれだけ理論的に説明しても、恐怖と不安に支配された人に理屈は通用しません。

原発事故の際に、それを嫌というほど味わいました…。

そして他者を否定する、責める人間の声はとても大きいんです。

認める人は黙することが多いですが、反対する人は声高に異を唱えます。

それはさらなる恐怖と不安を生み伝播する。

今はSNSで多くの方が繋がっているので、批判の声は勝手に大きく広がっていく可能性もあります。

マスメディアも嗅ぎつけてくるかもしれません。

大きい施設ほど注目を集めますし、やり玉にされてビシバシ叩かれます。

そうなったら営業どころではなくなります。

そういったトラブルを避けるために、今は過剰で無意味な感染予防対策を取らざるを得ないのだと私は推測します。

悲しいですが、そんな世の中です。

理不尽ですね。。。

そもそも、新型コロナウイルスは人から人へ感染するタイプのウイルスですので「感染者がいる」ことが大前提となります。

でも、現在までに感染した人が0.1%以下。

99.9%が感染していない。

ほとんど感染者がいないということも念頭におかないといけません。

なんて理屈も通じないのですが…(苦笑)

怖いものは怖い。

お化けと一緒です。

なので結論として、新しい生活様式は理論的に考えると1つ1つに感染予防の意味はあるものの、効果が重複するものもあるので、すべてを同時に守る必要はないと思われます。

ただ、場所によっては人々の心情を考慮して、過剰な対応も仕方ないのかもしれません。

以上をふまえて、自分なりに判断して対処していきましょう。

てな感じですかね~。

とにかく、すべては恐怖と不安を煽るマスメディアが諸悪の根源だ!

というのが私の結論です(笑)

おしまい。