あの未曾有の大震災から今日で15年…
早いものですね。
あの地震の恐怖が昨日のことのように思い出せます。
恐怖したのは地震や津波だけではありません。
「安全安心」を謳っていた原発のまさかの爆発…
私ですら現実逃避したくなる光景でした。
しかし、周りの家族たちがパニックになる姿を見るにつけ、私は逆に冷静さを取り戻しました。
現状を正確に把握しなければならない。
私は放射線の人体に対する影響について一心不乱に調べました。
実際にガイガーカウンターなども購入し、身の回りや地域の線量を毎日のように測定してデータを取りました。
怖がるにしても、知識を蓄えデータを取って正しく怖がる必要があるからです。
その結果、その時点での福島市の線量は、外部被ばくであれば問題ない程度であることが確認できました。
食べ物や飲み物などで体内にいれる内部被ばくを気を付けていれば、普通に生活できるレベル。
私は家族に現状を説明し、自主避難はせず福島に残ることを決断しました。
この15年、家族全員特に大きな病気もせず元気に暮らしてこれたことで自分の判断が正しかったことが証明されたと感じています。
そして、除染についての判断も間違っていなかった。
原発事故の翌年だったかと思いますが、福島市は市内全域の除染作業を始め、我が家にもその順番が回ってきました。
まず作業員たちが家の周りの線量を測定。
どの地点もすべて基準値以下でした。
自分で測定してましたから、案の定の結果です。
その結果を受け、除染の担当者は私に「では、いつから除染作業を始めましょうか?」と除染ありきで話を進めようとしてきました。
私は「基準値以下なのに除染が必要なのですか?」と質問したところ、担当者は呆れたような顔をして「市が決めたことですので」と言いました。
私はその態度にカチンと来まして(笑)
私「市が決めた?除染を義務化したのですか?法律で?」
担当「いや、そういうことではないですが…」
私「あくまで任意ですよね?そもそも何故除染しなければならないのですか?」
担当「線量が高いから…」
私「線量が高いと何故除染しなければならないのですか?」
担当「健康に害があるかもしれないので」
私「そうですよね。だから国は基準値を定めたんですよね。基準値より高いと健康被害が出るかもしれないから。逆に言えば基準値以下なら身体に影響はないということです。では最初の質問に戻りますが、何故基準値以下なのに除染が必要なのですか?」
担当「他の人たちがやっているのにおたくだけやらないわけにはいきません。」
私「いや、何故周りに忖度してやらないといけないんですか。何の迷惑もかけていない。うちは除染作業しなくて結構です。」
と、理屈が納得できないのできっぱりお断りすると、
担当「…何かあっても自己責任ですからね」
と、捨て台詞を吐いて去っていきました。
『件数が減ると業者の儲けが減るから言ってんだろ?』と嫌味を言ってやろうかとも思いましたが、そこは大人なのでやめときました(笑)
結局、先ほども書いたように、除染などしなくても家族は全員健康ですし、周りからの苦情などもありませんでした。
その後、我が家は建て替え工事をしたのですが、その際に除染土を入れた石棺が土地に埋まっていたら、きっと工事はスムーズに進んでいなかったと思います。
そういう意味でも私の判断は正しかった。
理屈に合わない無駄なことはしない方が良いということですね。
これはコロナ騒動でも同じことが言えます。
放射線と同様にウイルスも目に見えないためパニックに陥りやすい。
だからこそ、まずは知識と情報をしっかりと入手する。
何もわからないから柳がお化けに見えるんです。
柳だと知っていれば怖くない。
冷静になれる。
そして俯瞰して状況を判断し無駄に右往左往しない。
周りに忖度せず、自分の意志を貫く。
ブレない自分を持つことが大事だということですね。
震災15年。
まだまだ福島県は復興したと言える状態にはなっていません。
私に出来ることはあるのか?
模索しながら、日々前に進んでいきたいと思います。
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