講演レポート No.2

2013.12.20

昨日は、母校の福島県立盲学校にて開催された臨床研究発表会で、ゲスト講師として講演してきました。

とても寒い日でしたが、会場は学生の熱気で包まれていました。

臨床研究発表会は、毎年この時期に開催され、鍼灸やマッサージを勉強している理療科の学生が、臨床実習で学んだことや研究したことを発表する場で、その発表の後にゲスト講師による講演が2コマあります。

1つは外部講師による講演、もう一つは私のような卒業生による講演です。

講演の内容は、私が学生時代に取り組んできたことや、卒業後治療院を開業し、学生時代の経験をいかに活かして現在に至るのかということを、1時間かけてお話しました。

我ながら時間配分も完璧でしたし、随所に笑いもちりばめられたので、自分としては良い講演ができたと思っています。

ん?

笑い?

学生のうちは気づきにくいことですが、学生の頃にしかできたいことってたくさんあります。

私は大人になってから盲学校に入学しました。

一度社会人を経験した上で学生になっているので、再び社会に出る前に、自分が何をすべきか、どんな準備をすべきかがある程度見えていました。

学校という勉強をするのに最適な環境をフルに活用することで、3年間という短い期間でもプロとして通用する実力を身に着けることが出来る。私の実体験から、そのことを学生諸君に伝えました。

何か一つでも、参考になることがあれば幸いかと思います。

この後輩たちも、卒業後は同業者となり、共に地域医療に携わる仲間となります。

お互い切磋琢磨しながら、鍼灸マッサージ業界を盛り上げていきたいです。