「鍼灸ノート」疾患と鍼灸(はり・きゅう) No.2

腰痛と鍼灸(はり・きゅう)

腰痛とは

腰は身体の中心にあり、バランスを保つのにとても重要な部位です。

そのため他の部位よりも負担も多くかかり、65歳までに腰に1度でも痛みを感じたことのある人の割合は全体の9割以上になるそうです。

人間が2本足で歩く以上、腰痛はついて回る宿命にあるとも言われています。。

一概に「腰痛」と言っても多種多様のタイプがあります。

筋膜性、関節性、腰椎椎間板ヘルニア、関節軟骨の変形、圧迫骨折、仙腸関節炎、etc…。

尿管結石や子宮ガン、膵炎などの内科的要因で起こる腰痛もあります。

見極めが難しい疾患です。

鍼灸(はりきゅう)治療

原因・症状などによって治療法も変ります。

そして状態によって経過も様々です。

当鍼灸(はりきゅう)院では、全身のバランスを調整しながら腰の痛みを緩和させていく治療を行います。

腰痛は、精神的にも非常に辛い症状です。

気持ちいい鍼灸治療で心身ともにケアしていきましょう。

効果のあるツボ
腎兪(じんゆ)

腎兪場所:左右の肋骨の下縁を結んだ線上で、腰の骨の指3本分外側。

効能:腰の筋肉を緩め、痛みを軽減する。

委中(いちゅう)

委中場所:膝の裏中央。

効能:腰痛の特効穴。腰を動かした時の痛みを軽減。

崑崙(こんろん)

崑崙場所:外くるぶしとアキレス腱の間。

効能:腰を回した時の痛みを軽減。