日常

自由設計の極み

当院は7月から新築に建て替えるための解体工事に入る予定です

建築は「福島県中央住宅生活協同組合」通称「すまい生協」にお願いしています。

すまい生協は完全なる自由設計で、構造上無理がなければ、お好みの家を建ててくれます。

ハウスメーカーの中には自由設計を謳いながら「ある程度決まった間取りから少し変更可能」みたいな感じの所もあると聞きますので、その点ですまい生協はかなり自由度が高いと思います。

家づくりでまず最初に行うのが間取り作成ですよね。

昨日も書きましたが、施主の希望に合わせて業者側が作成するのが一般的。

そこで提案力やセンスが試されるんだとか、よくネットで見かけます。

が、私の場合そうではなく、自分で間取りを作成して図面を作り、逆に「これを作って下さい!」とすまい生協に提案しました。

普通に住むだけの家を建てるのであれば、私もそのようなことをせず、すべてプロにお任せしたと思います。

しかし、私が建てるのは治療院兼自宅という、いわゆる「店舗併用住宅」なのです。

おそらく生涯仕事をしていく場所になると思います。

患者さんのためにも、自分のためにも、ある程度こだわりを持って作らないといけませんし、鍼灸院というある意味特殊な業務を行う建物になりますので、その業種ならではの専門性が求められます。

まず、鍼灸治療院の開設には法律上以下の条件を満たす必要があります。

○ 施術室について
① 6.6平方メートル以上の専用の部屋であること。
② 専用性の確保のため、他の部屋とは壁やパーティション等で完全に区切り、出入り口も扉
が設置されていること。
③ 施術室面積の7分の1以上を外気に開放できていること。
または、施術室内にこれに代わる換気装置があること。

○ 待合室について
① 3.3平方メートル以上であること。

○ 受付について
① 受付は、待合室、施術室どちらに設置しても良いが、施術室内に設ける場合は施術室の専用性を損なわないこと。

以上の条件を満たした上で、出入り口から受付、待合室、施術室の位置関係、患者動線・施術者動線を考慮したベッドの配置、カーテンレールと証明・窓・エアコンの位置のバランス、上記にはありませんが手洗い用の水道も設置しないといけません。

それに結構重要なのがトイレの場所。

待合室からも施術室からも行きやすい場所でないといけません。

それに住居側との行き来も出来るようにしなければなりませんし、住居側は治療院が1階の半分を占めるため、それを除いた限られたスペースで家族が生活しやすいよう工夫する必要があります。

まだまだありますが、きっとここに挙げた事柄だけでも説明するのに相当な時間を要すると思いますし、細かい所は伝わりきらないと思います。

すべてを理解してもらって間取り作成をし、それを納得いくまで煮詰めていくと、たぶん数年かかっちゃうと思われます。。。

なので、まず自分で作って、それをプロに添削してもらって、無理があれば指摘してもらって、それを踏まえてまた自分で修正していき、実現可能な範囲で完璧を目指す方が効率良いと考えました。

その作業の末に出来上がったのが今の間取り☆

自分にとって最高の状態です♪

早くこの家に住みたーい!ここで仕事したーい!!って毎日ウズウズしています(^^)

そんな間取りを具体的にどうやって作り上げていったのか、また明日お話したいと思います。

お楽しみに☆彡

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