鍼灸ボランティアレポート No.3

2011.05.23

震災により未だ避難生活を送っている方は、全国に11万人以上いらっしゃいます。

そしてここ福島県は震災だけでなく原発事故も重なり、日に日に避難者が増え続ける一方です。

昨日は郡山市にあるビックパレットふくしまでボランティア治療をしてきました。

ビックパレットは県内各所にある避難所の中でも最大級の避難所です。

現在の 収容人数は約1000人。

富岡町と川内村の方々が生活しています。

フロアには段ボールで敷居が作られ各世帯がひしめき合い、フロアだけでなく通路にもたく さんの方が寝泊まりしている様子が伺えました。

これだけの規模になると、行政からのサービスがどこまで行き届いているのか心配になりまし

ビックパレットでのボランティア治療は、福島県鍼灸師会が中心となり震災直後から行っています。

今回はそちらから協力要請を受け、私も応援参加することに なりました。

福島県鍼灸師会がボランティア活動を始めた頃、私も福島高校の避難所でボランティア治療をしようと動き始めていた時期でしたので、福島県鍼灸 師会の活動は良い刺激になっていました。

今回はその活動に参加することができ、とても嬉しく感じています。

他の先生方の治療も見れて大変勉強になりまし た。

昨日もたくさんの方が治療を受けにいらっしゃいました。

当然ですが、皆さん長い避難所生活で疲れきっている様子でした。

少しでも身体が楽になるように、心 が癒されるように、その場で出来る限りの治療はさせて頂きました。

治療後、皆さんの笑顔が見れてほっとしました。

その笑顔を見るたび、私は鍼灸マッサージ 師で本当に良かったなぁと、心から思います。

良い経験が出来ました。

今後のボランティア治療に関して、私は福島県鍼灸師会の会員ではないので詳しくはわかりませんが、また行ける機会があれば参加したいと思います。

震災はま だまだ終わっていません。

長期的にサポートしていけるよう、自分の体調も整えながら、自分に出来ることを続けていきたいと思います。